文科省職員と　　　　　　　　　日大、末富教授、東京都議と

全国の教育関係者、行政関係者が注目し参加した田島南小中一貫校の「生きる教育　生・性教育」。これだけの人が関心をもつのは、どこでもこの考え方を伝えたいという思いがあるからだと感じました。NHKの取材も行われました。開始して１０年、１年生から９年生までその発達段階に応じた生きる教育の積み重ねによって、子ども達の中に、差別、暴力などを防止する意識の醸成、人権教育、人としてのモラルについて考える力が構築されているように感じました。成績重視、児童、生徒を取り巻くSNSの影響など、子どもを取り巻く環境は変化する中、自分で自分を守る、自分の意見が言えるなど、根底に「生きる教育」があることで子どもの安全な生き方を、その後につながる大人の生き方に大きな影響を与えると感じました。子どもには知る権利がありますが、大切なことは隠すことなく正しい方法で伝える責任が大人にはあると感じました。